モナコ国際映画受賞作品 梵字BONJI 特別上映会。
2024.02.19
浮辺奈生子初監督作品
【梵字BONJI】
モナコ国際映画祭受賞記念特別上映会
行ってきました。
耳なし芳一の新解釈、台詞のほとんどない短編映画。
ダイナミックな琵琶の音、
ほぼモノクロの映像、
6人だけで作られる演者の方達の
圧倒的な世界観。
18分の短編とは思えない濃厚な、
観終った後もしばらく五感にずっと存在する、
そんな映画でした。
上映後のトークショーや撮影の裏話は
その余韻が吹き飛ぶくらいの新事実満載で☺
また違う衝撃を受けました。
記憶にしっかり刻まれてしまったエピソードとは。。
これが撮影されたのはコロナ禍の2021年、
こういう内容の物を撮るならば、と
多治見市の 虎渓山 永保寺、
国宝・観音堂などに協力を得て
なんと一日で撮り切られた
という事にまず驚きました。
とにかくお金をかけないように、
劇中で使用されている
琵琶以外の音源は 全て監督が
コツコツ集められてきたフリー素材!
という話。
映画祭のエントリーの決め手が
受賞したときに歩くならどこに?
という事だった話。
琵琶奏者の友吉鶴心さんを
昔から「びわっち」と呼んでます👀。
などなど。。。
映画プロデューサーや監督、俳優達に評価され、
これを見たとき、黒澤明監督を思い出した!
(本当に思ったスタッフは間違いではなかった!?)
と評価されたという素晴らしい作品の
ユニークな秘話を、
飾らずにお話くださる監督のお人柄に
会場から始終笑いが起こりました。
そして
旦那様でもあり
キャスト代表のお家元が 今回は
ゲストの席への誘導や映像のスイッチング、
トークショーの補佐など、裏に徹されていたことも、
とても微笑ましかったです☺
あらためて。
日頃大変お世話になっていております、
写真家であり、
西川流家元夫人の 奈生子奥様。
名古屋をどりNEOなどでの
映像の素晴らしさには
毎回触れさせていただいておりましたが、
芸術家、映像クリエーター
映画監督である 浮辺奈生子さんを
今回改めて思い知りました。
そして!!
エンディングクレジットに
衣裳 北徳
の名前を見ることが出来、
感動しました。
ありがとうございます✨
2023モナコ国際映画祭
The Best Arthouse賞
The Best SoundEdit賞
おめでとうございます。
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