感謝と決意

2021.06.14

一昨日、弊社が長きにわたり、お世話になっております、日本舞踊五大流派の一つ、西川流の総師、西川右近さまの葬儀が、
覚王山 日泰寺 普門閣にて、西川流葬により行われました。

生前、右近総師には、弊社も私も本当にお世話になっておりましたので、朝からスタッフの一員としてお別れとお手伝いに伺いました。

各界の著名人も多くご参列され、あらためて、また名古屋の偉大な方が旅立たれてしまった寂しさを実感しました。

私は、右近総師の沢山の作品のお手伝いをさせていただき、その中で、厳しく、暖かく、多くのことを学び、鍛えていただき、総師から教えていただいたことは、衣裳方として、私にとって、大きな財産となっております。

昨年9月の「東大寺 鶴岡八幡宮 合同の祈り」での奉納舞踊もお声がけいただき、衣裳方としてお手伝いさせていただき、
荘厳で厳粛な空気、また、身の引き締まる緊張感の中、間近で、東西を代表する舞踊家の方々の舞踊を拝見させていただいたときの震えるほどの感動は忘れることのない一生の宝物です。

今思えば、それが総師の最後の舞台で・・・もう総師の舞台を拝見できないと思うと寂しいです。

長年、心臓の病と闘っていらっしゃり、最後の舞台のときも、かなりお疲れの様子でしたので心配でしたが、
その後入院され、何度かお電話をいただき、そのたびに次第にお元気になられている様子でしたので、安心しておりましたし、
退院後の計画や、そのとき私が総師からいただいていた仕事の話をされていらしたので、
「総師、しばらくは大人しくしていてください・・」などとお応えすると、
笑いながら「また、次を考えているから、暇になったら電話してくれ・・」などと話をしていらっしゃり、バイタリティあふれる普段の総師という印象でしたので、順調に回復されて良かったと思いました。

でもその電話が総師との最後の会話となってしまいました。

亡くなる1週間ほどまえのことです。

報道で訃報を聞いたのがはじめてで、聞き間違いかと思いましたが・・残念ながら悲しい事実でした。

自分自身では、未熟な小僧と思っている私は、まだまだこれから、多くのことを教えてほしかったですし、昔話も聞かせていただきたかったです。

それは、もう叶いませんが、

でも、今まで総師から学び、鍛えていただけた幸運に感謝し、恩返しすべく、名古屋の舞踊界の裏方として、とことんまでお仕えする決意でおりますので、
どうぞ、これからも、厳しく見守ってください。

長い間、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

(株)北徳 代表 鎌田啓友記

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