立て矢結び【再投稿】
2025.05.01
前撮り|和装|フォトウェディング|名古屋|引き振袖
立て矢結びとは、江戸時代、武家や大名家、将軍家で務めていた御殿女中が締めていた帯の結び方です。
時代劇などに出てくる女性によく見られます。実は、この女中の姿が、花嫁さまの「引き振袖」姿のルーツです。江戸時代、御殿女中の仕事は町民女性にとっては憧れの職業だったので、女性たちはその姿を自分の「祝言(結婚式)」の装いに真似をしたのが始まりだったと言われています。
当時の引き振袖は、袂(たもと、袖)の下の部分だけに柄があるのが一般的で、その後、袂の下の部分を断って「留袖」にしたと言われています。「留袖」は、「袂を切り留めた」ということから名付けられたという言い伝えもあります。そんな「立て矢結び」ですが、女中の位によって、位の高い女中は豪華な織の帯を、下のものは「黒繻子(黒無地で今でいうサテンの一種)」を締めていました。
また、結びの向きも、屋敷内では右上、屋外では左上 といったように結び分けていました。では、なぜ結び分けていたかというと、諸説ありますが、
■当時の女中は護身用に左に剣をさしていて、戦う時に帯の結びが邪魔にならない様に左上にしていた。
■逆に屋敷内にいるときは、戦意はありません・・という意思表示に右上にしていた。
■屋敷内姿と屋外姿を決めていた。
などなど・・
振袖は、その帯結びが、打掛姿や他の和装姿と違い魅力的な箇所となります。花嫁さまの「引き振袖」は古典的で格調高い「立て矢結び」が多いですが、現在では、華やかで格調高く見せることを第一に考えて、様々な結び方をしています。
弊社でも、着物やヘアメイク、季節やロケーションに合わせ、格調高く華やかな帯結びの「引き振袖姿の花嫁さま」をご提案しております。前撮りでは圧倒的に「打掛姿」が多いですが、個性的で華やかな「引き振袖姿」もお勧めです!
上記、過去記事の再投稿となります。
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