衣裳制作

2020.08.31

  • いつも弊社を気にかけてくださり、度々、衣裳制作のご依頼をいただく、Nさま。

本当にいつもありがとうございます。

3ケ月ほど前に、ご依頼いただきました衣裳は、「不動明王」と「孔雀明王」をモチーフに・・というご依頼でした。

 

■「不動明王」・・・明王の中心尊

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8B%95%E6%98%8E%E7%8E%8B#:
■「孔雀明王」・・・毒蛇を食う孔雀を神格化した明王、仏母

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%94%E9%9B%80%E6%98%8E%E7%8E%8B

 

Nさまのお宅には、敷地内にお堂があり、ご主人が、毎朝、護摩修行なさっているとても仏道に敬虔な方で・・お宅にお堂があるなんて・・そんな凄すぎる方でいらっしゃるのですが、その「修行着」と「羽織」の制作のご依頼ということでデザイン・制作させていただきました。

奥様からご主人様への誕生日プレゼントだそうです。

素敵なご夫婦ですね。

 

修行着はデニム素材で3色。着物1枚で着流しでも着られますし、また同素材で「野袴」もこしらえ、お召しになる用途にあわせて着まわせるようにご提案し、こしらえさせていただきました。

 

■「野袴」・・・時代劇の水戸黄門さまの履いている仕立ての袴。

我々の業界では「股しゃり」なんて呼び方もします。

https://kotobank.jp/word/%E9%87%8E%E8%A2%B4-597167

更に着流しの着物も、季節や用途に合わせて、袖を簡単に脱着できるよう、ファスナーで袖付けし仕立てさせていただきました。

■「着流し」・・・男性が和装する際に袴を付けない着こなし。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9D%80%E6%B5%81%E3%81%97

 

「羽織」のデザインは非常に悩みました・・「不動明王」と「孔雀明王」を一枚の羽織にデザインする際に、私が一番悩んだのは、そのそれぞれの明王の位置関係です。

明王の中心尊である「不動明王」よりも上部に仏母「孔雀明王」が位置されるのはおかしいので試行錯誤の結果、表に「不動明王」、「羽裏」に孔雀明王をデザインさせていただきました。

 

■羽裏・・・羽織の裏布

https://kotobank.jp/word/%E7%BE%BD%E8%A3%8F-599629

 

 

そしてご提案したデザインが、

(表)

(羽裏)

 

「不動明王」の背後の「火炎光背」の色を赤く、という注文をいただき修正し・・

 

 

そして先日工場より出来上がって参りました!

(後ろ)

(前)

 

無事に納品させていただきまして、大変気に入ってくださりほっとしております。

Nさま、本当にいつもありがとうございます。

 

弊社は、和装に関するモノならば、ご要望にあわせて、デザイン、制作させていただきます。

もちろんお見積りいたしますので、お問合せくださいませ。

 

(株)北徳 代表 鎌田啓友記

 

 

 

 

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